この記事では、Rank Tracker(ランクトラッカー)でカニバリを確認する方法を紹介しています。
カニバリとは複数の記事が同じキーワードで競合し、記事の評価が分散している状態のことです。
評価が分散すると、良質な記事を書いたのに順位が上がらない、安定しないなどの問題が発生します。
カニバリの改善方法についても紹介していますので、最後まで読んでくださいね。
Rank Tracker(ランクトラッカー)でカニバリチェックするための設定
「環境設定」→「ランク確認モード」を選択します。
「キーワードで複数の結果を追跡する」にチェックを入れ、「OK」を選択します。
以上で設定は終了です。
次にカニバリをチェックする方法をご紹介します。
Rank Tracker(ランクトラッカー)でカニバリチェックする方法
カニバリが発生している場合、順位の右側に「…」のアイコンが表示されます。
「…」を選択すると、カニバリが発生しているURLが表示されます。
続いてカニバリを改善する方法をご紹介します。
Rank Tracker(ランクトラッカー)でカニバリチェックして改善する方法
カニバリが発生すると、良質な記事が上位表示されないという問題が発生します。
カニバリを放置しておくとアクセスや売り上げが上がらないという機会損失につながります。
以下に、一般的なカニバリの改善方法をご紹介するので実践してみてください。
改善方法①:記事内のキーワードを調整する
カニバリが発生している場合、以下の部分で同じキーワードが使用されていることがよくあります。
- 記事タイトル
- 見出し
- メタディスクリプション
上位表示させたくないページでのキーワードの使用は避けましょう。
逆に上位表示させたいページにはキーワードを盛り込みます。
特に記事タイトルは一番インパクト大きい要素です。
記事ごとにユニークなタイトルをつけ、記事間ではっきりとした違いをつけましょう。
改善方法②:内部リンクを最適化する
上位表示させたくないページへの内部リンクを削除しましょう。
逆に上位表示させたいページには内部リンクを集めます。
このように内部リンクで記事の主従関係をはっきりさせることで、カニバリがなくなることがあります。
また上位表示させたいページへのアンカーテキストにはキーワードを含めましょう。
逆に上位表示させたくないページへのアンカーテキストからはキーワードを取り除きましょう。
改善方法③:ページを削除する
カニバリを起こしている上位表示したくないページが「不要」なら、
- インデックスを削除する。
- 記事を削除する。
を行ってください。
その記事を削除したくないなら、「noindexタグ」を使用してください。
改善方法④:ページを統合する
ページの内容が類似している場合には、1ページに統合してみましょう。
統合元の記事が被リンクを獲得しているなど評価がついていれば、301リダイレクトを使います。
Rank Tracker(ランクトラッカー)でカニバリチェックする際の注意点
Rank Trackerで見つかったカニバリは、必ずしも絶対とは言えません。
あくまで「カニバリの可能性がある」という風に考えてください。
さらに可能性を高めるなら、合わせてサーチコンソールでチェックしてみてください。
検索結果の「新規」を選択し、「検索キーワード」を選択します。
「正確なクエリ」を選択し、カニバリを起こしていると思われるキーワードを入力して「摘要」を選択します。
検索結果の「ページ」を開きます。
複数のページが表示され、クリック数や表示回数が似ているなら、カニバリを起こしている可能性が高いです。
Rank Tracker(ランクトラッカー)でカニバリチェックする方法のまとめ
Rank Trackerやサーチコンソールでカニバリを確認する方法についてお伝えしました。
以下のような場合もカニバリが発生している可能性があるので参考にしてください。
- 順位が安定しない
- 意図しないページが上位に表示されている
- 1ページ目に表示されない(良質な記事なのに順位が上がらない)
カニバリが見つかれば、以下の方法で改善してみてください。
- ページ内のキーワードを調整する
- 内部リンクを最適化する
- ページを削除する
- ページを統合する
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