電話番号は使い回しされているのか?再利用の問題と対処法をご紹介します!

携帯電話や固定電話を新規契約するときに、

「この電話番号って本当に新規なんだろうか?誰かが使っていた番号じゃないのかな?」

と思ったことはありませんか?

結論からいうと、新規で契約した電話番号は「使い回し」されている場合があります。

過去に誰かが使っていた電話番号を、あなたが使っている可能性があるのです。

なぜ電話番号が使い回しされているのか、使い回しされることによる問題はないのか?

この記事では、そういった疑問についてお答えします。

目次

電話番号の使い回しについての基本情報

準備

冒頭でもお伝えした通り、携帯電話や固定電話の電話番号は使い回しされています。

なぜ使い回しされているのか、使い回しされている間隔について解説します。

電話番号が使い回しされる背景

携帯電話や固定電話の利用者は年々増加していて、電話番号が不足がちになる事態が起きています。

そういった事態が起きたときに、電話番号の桁数を増やしたり、新しい番号を追加するなどしてきました。

こうした対策を取っていれば、電話番号がすぐになくなってしまうということはありません。

ただ対策を取るにも限界はありますし、いつか電話番号が足りなくなってしまうときが来ます。

そこで資源の節約という意味で、解約して未利用になっている電話番号の再利用が行われているのです。

携帯電話を例にあげましたが、固定電話でも番号の再利用は行われています。

電話番号の使い回しまでの期間

電話番号を再利用するにあたっては、一定の保留期間を設ける必要があります。

いきなり再利用をOKにしてしまうと、前の利用者あてに電話がかかってくる可能性が高いからです。

再利用までの期間は1年~3年と言われていますが、キャリアによっては3ヶ月の場合もあるようです。

そのため、いきなり知らない人から電話がかかってきた、というケースも結構あるようです。

電話番号の使い回しが引き起こす問題

電話番号の再利用には、いろいろな問題がつきまといます。代表的な問題点について紹介します。

問題①:前の利用者の関係者からの着信がある

電話番号が再利用された場合、前の利用者の関係者から連絡が入ることがあります。

  • 前の所有者の家族や友人から電話がかかってくる
  • 前の所有者の職場や取引先からメッセージが届く
  • 前の所有者の銀行から確認の電話がかかってくる

前の利用者に関する情報を把握してしまう場合もあり、プライバシー侵害にもなりかねません。

思わぬ人間関係のトラブルに巻き込まれる可能性が考えられます。

問題②:個人情報が漏れる可能性がある

電話番号が再利用されると、前の利用者の個人情報が新しい利用者に漏れてしまう危険性があります。

例えば以下のようなケースが考えられます。

  • 知らない人から前の利用者の名前で電話がかかってくる
  • SMSで前の利用者の住所や口座番号が送られてくる
  • 勤務先から前の利用者の給与明細が届く
  • 携帯キャリアから前の利用者の請求書が送付される

このように前の利用者の重要な個人情報が、新しい利用者に渡ってしまう可能性があるのです。

プライバシー侵害のトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

問題③:事故番号としての問題が発生する

事件や犯罪に巻き込まれていた人が使っていた電話番号を「事故番号」といいます。

再利用でそのような事故番号に当たってしまうと、以下のような問題が発生する場合があります。

  • イタズラ、迷惑電話がかかってくる
  • ストーカー加害者から電話がかかってくる
  • サラ金業者から電話がかかってくる
  • 詐欺業者から電話がかかってくる

このような電話がかかってきたら、何の関係もないあなたが事件や犯罪に巻き込まれる可能性があります。

問題④:SNSのアカウントとの連携問題

SNSのアカウントで電話番号を認証に利用している場合、電話番号の再利用が問題になることがあります。

過去の利用者のアカウントにアクセスできてしまう恐れがあるのです。

  • SNSアカウントで電話番号認証していた
  • オンラインバンクで電話番号を設定していた
  • クラウドストレージで電話番号認証を利用していた

このように電話番号の再利用で、別人のアカウントにアクセスできる可能性があります。

重要なサービスであれば、個人情報の漏洩やなりすまし被害につながる危険性もあります。

電話番号の使い回しが引き起こす問題の対処法

迷惑電話

前の章で電話番号の使い回しが引き起こす問題点について解説しました。

残念ながら事前に問題の起きる電話番号かどうかを確認する方法はありません。

問題の対処法をご紹介するので、これらを試してみてください。

対処法①:知らない電話番号は無視する

電話番号の再利用で、前の利用者の関係者から連絡がくる場合があります。

知らない番号からの着信があったら、基本的に無視しましょう。

前の利用者と間違えられている可能性が高いため、電話に出ないほうが良いです。

電話を無視することで、プライバシー侵害やトラブルに巻き込まれるリスクを回避できます。

対処法②:キャリアに問題を報告し対応を依頼する

電話番号の再利用で重大な問題が発生した場合は、キャリアに報告しましょう。

問題の経緯と内容をキャリアに伝え、適切な対応を求めてください。

キャリアに期待できる対応としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 問題の原因究明と再発防止策の実施
  • 前の利用者への連絡と注意喚起
  • 新しい番号への変更手続き

キャリアによってはできないこともありますが、被害を拡大させないためにもまずは報告しましょう。

対処法③:電話番号の変更を検討する

他に良い対処方法がない場合は、最終的に電話番号を変更する必要があります。

変更に伴う手続きや費用は発生しますが、それでもできるだ早く変更した方がいいでしょう。

早めに電話番号を変更することで、プライバシー侵害やトラブルに巻き込まれるリスクを最小限に抑えられます。

トラブル回避のための手段として、電話番号の変更は有効な手段の一つだと言えます。

まとめ:電話番号は使い回しされているのか?

携帯電話や固定電話の電話番号は使い回しされています。

前の利用者が問題を抱えていた場合、電話番号を再利用したあなたにトラブルが降りかかる可能性があります。

残念ながら、再利用に伴うトラブルを完全に避けることはできません。

状況に応じて

  • 知らない電話番号は無視する
  • キャリアに問題を報告し対応を依頼する
  • 電話番号の変更を検討する

を検討してみてください。

問題が大きくならないうちに、早めに行動するのがおすすめですよ。

よかったらシェアしてください
目次