ふとスマホの画面を見た瞬間、心臓が「ドキッ」とするあの感覚…!
見知らぬ番号、「+1877」なんていう数字が表示されたら、誰だって身構えてしまいますよね。

「これって海外から?」「出たら高額請求されるんじゃ…?」
なんて不安が頭をよぎるのは当然ですが、まずは落ち着いてください!
この数字の正体と、対処法さえ知っていれば怖くありません。
今回は、その謎多き「1877」からの着信について、正体から対処法まで解説していきますね!
1877から始まる電話番号はどこ?

この見慣れない数字の列、一体どこの国のものなのか。
気になって夜も眠れない…なんてことになる前に、正体を暴いていきますよ。
「1-877」は北米のフリーダイヤル(国番号ではない)
ここが一番の勘違いポイントなんです!
「1877という国があるの?」と思いがちですが、実はこれ、特定の国を示す番号ではないんです。
正解は、「北米地域のトールフリー(フリーダイヤル)」の番号!

日本でいうところの「0120」や「0800」にあたるものだとイメージしてください。
この番号は、以下の地域で共通して使われているんです。
- アメリカ合衆国
- カナダ
- カリブ海の一部の国や地域(ジャマイカ、バハマ、ドミニカ共和国など)
「なんだ、フリーダイヤルか!」と少し安心…するのはまだ早いですよ!
日本のフリーダイヤルとは違い、国際電話のルールが適用されるため、扱いには注意が必要なんです。
画面に「1877」と出る理由(国番号1+877)
では、なぜスマホの画面には「+1」や「1877」と表示されるのでしょうか?
この数字の並びには、国際電話ならではの明確なルールがあるんです。
- 「+」:国際電話であることを示す記号
- 「1」:アメリカやカナダなどの国番号(カントリーコード)
- 「877」:着信課金電話番号(トールフリーコード)

この「1」と「877」がくっついて、画面上では「+1877」や「1877」と表示されるわけです。
ちなみに、北米のトールフリー番号は「877」だけではありません!
以下のような番号も、同じ仲間たちです。
| コード | 概要 |
|---|---|
| 800 | 元祖トールフリー!一番歴史が古いです |
| 888 | 800が枯渇したので追加されました |
| 877 | 今回の主役!これも非常によく見かけます |
| 866 | さらに追加された番号 |
| 855 | どんどん増えていますね |
| 844 | 比較的新しい番号です |
| 833 | かなり最近のもの |
今後これらの番号から着信があっても、「あ、北米版の0120シリーズだな!」とピンときてくださいね。
1877から電話が来る主なケース

「北米のフリーダイヤルなのはわかったけど、なんで私に?」
そうなんです、なぜかかってくるのか、主な理由を見ていきましょう。
正規の企業サポート・コールバック
まず疑うべきは、「あなた自身が何かアクションを起こしていないか?」という点です。
特に多いのが以下のケースです!
- AmazonなどのECサイト:
アカウントのトラブルや、配送の問い合わせで「電話でのサポート」を希望しませんでしたか?担当部署がアメリカにある場合や、システム上北米の番号が表示されることがあります。 - マイクロソフトやGoogleなどのIT企業:
セキュリティ関連の認証や、有料サービスの更新手続きなどで連絡が来ることがあります。 - 航空会社や旅行代理店:
デルタ航空やユナイテッド航空など、北米系の航空会社を利用していて、フライトの変更や欠航の連絡が来るケース。 - クレジットカード会社:
海外利用時の不正検知システムが作動した場合、セキュリティ部門(拠点が海外の場合も)から確認の電話が入ることがあります。
「あ!そういえばさっき問い合わせボタン押したわ!」
という心当たりがあれば、それは正規の電話である可能性が高いでしょう。
自動音声・認証コード・海外サービス関連
次に考えられるのが、システムによる自動発信です。
最近は「2段階認証(2FA)」が当たり前になりましたよね。
- SNSやアプリの本人確認:
WhatsApp、Telegram、あるいは海外製ゲームアプリなどの認証コードを「音声通話」で受け取る設定にしていませんか?SMSが届かないときに「電話でコードを受け取る」を選択すると、機械音声で「Your code is…」とかかってくることがあります。 - 宿泊予約サイト(Booking.comやExpediaなど):
予約の確認や、ホテル側からの緊急連絡がシステム経由で転送されてくる場合、発信元が北米番号になることがあります。
これらは「あなたがサービスを利用した直後」にかかってくるのが特徴です。
スマホを操作していて、そのタイミングで鳴ったなら、過剰に警戒する必要はないかもしれません。
迷惑電話・詐欺(番号偽装を含む)
さて、ここからが本題であり、最も警戒すべきケースです…!
心当たりが全くないのにかかってくる「1877」
残念ながら、その多くは「迷惑電話」や「詐欺」である可能性が極めて高いです。

でも、フリーダイヤルならちゃんとした企業じゃないの?
そう思ってしまいますよね。
実は、発信者番号というのは技術的に「偽装(スプーフィング)」が可能なんです。
詐欺グループは、「もっともらしい番号」を偽装してかけてくることがあります。
- テクニカルサポート詐欺:
「あなたのPCがウイルスに感染しています」などと不安を煽るパターン。 - 架空請求詐欺:
「未払いの料金があります」「法的措置に移行します」という自動音声が流れるパターン。 - ワン切り(Wangiri):
一瞬だけ鳴らして切り、着信履歴に番号を残して「折り返し」を誘う手口。
「出てしまった」直後に確認すべき3つ

「うわっ!とっさに出てしまった…!」 人間だもの、そんなこともありますよね。
反射的に通話ボタンを押してしまったとしても、まだパニックになる必要はありません。
通話を終えた(あるいは切った)直後、冷静にチェックすべきポイントを3つに絞りました。
何を話したか/個人情報を伝えたか
まず記憶を巻き戻してください。
相手(もしくは自動音声)に対して、こちらの情報を何か発信しましたか?
- 「Yes」と言ってしまった:
海外の詐欺には、ターゲットの声を録音し、「契約に同意した」証拠として悪用する手口が存在します。単に「Hello?」と答えただけなら大きな問題はありませんが、名前を聞かれて「Yes」と答えていないか確認を。 - 名前や生年月日を伝えた:
相手が「本人確認のため」と言って、こちらから情報を言わせようとしませんでしたか? - キーパッドで数字を入力した:
自動音声の指示に従って、「1」や「暗証番号」を押してしまっていませんか?
もし「無言で切った」あるいは「Helloと言っただけ」であれば、リスクは比較的低いです。
SMSやURLを開いていないか
通話中、あるいは通話直後に、SMS(ショートメッセージ)が届きませんでしたか?
最近の詐欺は、電話とSMSを組み合わせる「ハイブリッド型」が増えています。
- 「詳細は以下のリンクで確認してください」
- 「セキュリティ解除はこちら」
電話で不安を煽っておいて、偽のサイト(フィッシングサイト)に誘導する手口です。
もしURLをタップしてしまっていたら、ブラウザをすぐに閉じてください!
折り返し発信の有無と通話料の確認
「何だかわからないから切っちゃったけど、失礼だったかな…かけ直すべき?」

いいえ、絶対にダメです!
ここで確認してほしいのは、「自分から発信(コールバック)していないか」という点です。
もし折り返してしまった場合、以下のリスクが発生します。
- 高額な国際通話料:
「877」は北米内ではフリーダイヤルですが、日本からかける場合は国際通話料がかかります。契約プランにもよりますが、数分話しただけで数百円~数千円が請求されることも珍しくありません。 - 詐欺グループへの「生存報告」:
折り返すことで、「この番号は現在使われており、持ち主は電話に反応する人だ」と教えてしまうことになります。これがカモリスト(詐欺被害者リスト)に登録される原因となり、今後さらに迷惑電話が増える恐れがあるのです。
詐欺かどうか見分けるチェックリスト

怪しい電話には共通する「匂い」があります。
もしまた似たような電話がかかってきたり、このチェックリストと照らし合わせてみてください。
名乗り・用件が曖昧/急かす
正規の企業、特に大手であれば、最初の名乗りは非常にハッキリしています。
「こちらはAmazonジャパン、カスタマーサービスの〇〇です。お客様の注文番号△△について…」
といった具合に、具体的かつ丁寧です。
対して、詐欺電話の特徴はこうです。
- 名乗りがデカすぎる:
「セキュリティ部門です」「カードセンターです」「警察です」など、どこの?という部分をあえてボカします。 - とにかく急かす:
「今すぐ対応しないとアカウントが削除されます!」「1時間以内に法的措置が取られます!」「逮捕されますよ!」このように、思考停止させるために恐怖心と焦燥感を煽ってくるのが常套手段です。
「なんか急かされてるな?」と感じたら、それは相手が論理的な判断をさせないようにしている証拠です。
支払い要求(ギフトカード・暗号資産・振込)
ここが最大の判断ポイントと言っても過言ではありません!
特に、正規の企業が絶対に言わないのが以下の支払い方法です。
- 「コンビニでギフトカード(AppleカードやAmazonギフト券)を買って、番号を教えてください」
- 「指定のビットコインアドレスに送金してください」
これらは足がつきにくいため、詐欺師が大好きな手段です。
「ギフトカードで払え」は100%詐欺です。
遠隔操作アプリやURL誘導
「あなたのPCを調査しますので、このソフトを入れてください」
テクニカルサポート詐欺でよくある手口です。
- AnyDesk
- TeamViewer
- QuickSupport
これらは正規の便利なリモートデスクトップアプリですが、
悪用されると、あなたのスマホやPCの中身が丸見えになり、勝手に送金操作などをされてしまいます。

絶対に、何があってもインストールしてはいけません!
状況別の対処法(最短ルート)

「読んでたら怖くなってきた…もし被害に遭いそうになったらどうすればいいの?」
大丈夫です。状況に応じた「最短かつ最適」なリカバリー方法を整理しました。
何も伝えていない場合
着信に出なかった、出てもすぐに切った、一言二言かわしたけど情報は渡していない。
この場合は「放置・無視・着信拒否」の3点セットでOKです!
- 着信拒否設定をする。(後述します)
- 気にせず忘れる。
- もし同じような番号からまた来ても、絶対に出ない。
これだけです。相手にするだけ時間の無駄ですからね!
個人情報(氏名・住所・生年月日)を伝えた場合

「名前と住所を言ってしまった…」
この場合、すぐに金銭的被害が出るわけではありませんが、二次被害に注意が必要です。
あなたの個人情報が「騙されやすい人のリスト」として売買される可能性があります。
- 不審な郵便物やメールに警戒レベルを上げる。
- 他のサービスで、推測されやすいパスワード(生年月日など)を使っているなら変更する。
- 家族にも「私を騙る変な電話が来るかも」と共有しておく。
防犯意識を一段階引き上げて生活しましょう。
クレカ・口座・認証コードを伝えた場合
これは緊急事態警報です…!
一刻も早い対応が求められます。迷っている暇はありません。
- クレジットカード会社・銀行に即連絡:
「詐欺の電話に情報を伝えてしまった」と正直に話し、カードの利用停止と再発行を依頼してください。 - パスワードの変更:
関連するサービスのパスワードを、複雑なものに変更してください。 - 警察・消費生活センターへ相談:
実際に金銭被害が出ている、あるいは出そうな場合は、警察相談専用電話「#9110」や、消費者ホットライン「188」へ連絡を。プロのアドバイスをもらいましょう。
端末操作を指示された/アプリを入れた場合
言われるがままに遠隔操作アプリを入れてしまった場合、スマホやPCが乗っ取られている状態です。
- ネットワークを切断する:
すぐにWi-Fiを切り、機内モードにするかLANケーブルを抜いてください。犯人との接続を物理的に断ちます。 - アプリを削除(アンインストール)する:
指示されて入れたアプリを削除します。 - 端末の初期化を検討する:
見えないウイルス(マルウェア)が仕込まれている可能性もあります。バックアップを取った上で、端末を工場出荷状態に戻すのが最も安全確実です。
初期化は手間がかかりますが、全財産や思い出の写真データを人質に取られるよりはずっとマシです!
1877の着信を止める方法(iPhone/Android)

「もう二度と、あんな心臓に悪い着信は見たくない!」
その気持ち、わかります。スマホ側でガッチリ防御壁を築いてしまいましょう。
難しい操作は必要ありません。今すぐできる設定をご紹介します。
スマホ標準機能での着信拒否
まずは基本中の基本、端末の設定でブロックです。
- iPhoneの場合:
- 電話アプリの「履歴」タブを開く。
- 該当する番号(1877…)の横にある「i」マークをタップ。
- 一番下までスクロールして「この発信者を着信拒否」をタップ。
- Androidの場合:
- 電話アプリの「履歴」を開く。
- 該当する番号を長押し、またはタップして詳細を開く。
- 「ブロックしてスパムとして報告」を選択。

図解入りの詳しい方法は、こちらの記事を参照してください。
これで、その特定の番号からは二度とかかってきません。
ただし、敵は番号をコロコロ変えてくるので、これだけではイタチごっこになることも…。
キャリアの迷惑電話対策サービス活用
そこで頼りになるのが、携帯キャリアが提供している強力なブロック機能です。
国際電話そのものを一括で拒否したり、迷惑電話データベースに基づいて自動で弾いてくれたりします。
- docomo: 「迷惑電話ストップサービス」や「国際電話着信拒否」の設定がMy docomoから可能です。
- au: 「迷惑電話撃退サービス」や、国際通話の利用停止設定があります。
- SoftBank: 「ナンバーブロック」や「迷惑電話ブロック」アプリが用意されています。
特に「国際電話なんて使わないよ!」という方は、
キャリアの設定で国際電話の発着信を丸ごと停止してしまうのが最強の防衛策です。
無料で設定できることが多いので、ぜひ契約内容を確認してみてください。
留守電・自動応答で安全運用

「仕事の電話もあるし、知らない番号でも出ないわけには…」
という方もいますよね。
そんな時は、「留守番電話」をクッションに使いましょう。
- 「常に留守電」設定にする:
知らない番号は一切出ず、留守電にメッセージが入った場合のみ、内容を確認して折り返す。本当に用事がある正規の相手なら、必ずメッセージを残します。無言や機械音声のメッセージなら、即削除でOKです。
自分の時間を守るためにも、電話の主導権はこちらが握る。これがストレスフリーへの第一歩です!
よくある質問(FAQ)

最後に、細かいけれど気になる疑問にお答えしていきます!
折り返しても大丈夫?
回答:基本的にはNGです!
先ほどもお伝えしましたが、正規の用件である確証(予約した覚えがある等)がない限り、折り返しは百害あって一利なしです。国際通話料がかかる上に、犯罪グループに「カモ認定」されるリスクがあります。
ワン切りだったけど危険?
回答:無視すれば安全です!
ワン切りは、折り返し電話をさせて高額な通話料を発生させたり、有料サービスへ誘導したりするのが目的です。着信があっただけでは、あなたの情報は漏れていませんし、料金も発生しません。
出ただけで料金はかかる?
回答:日本国内で受ける分には、基本無料です。
日本のスマホで電話を「受ける(着信)」場合、通話料はかかりません。(※コレクトコールなどを除く)ただし海外渡航中(ローミング中)に受けると、着信側にも高額な料金が発生するので注意してください。
まとめ:不安なときの結論と次の一手

1877は北米のフリーダイヤルですが、
心当たりがなければ、基本は詐欺や迷惑電話と捉えてOKです!
無視とブロックが最強の防衛策です。
もし出てしまっても、情報を話さなければ大丈夫。
焦らず冷静に、履歴から着信拒否を設定しましょう!