スマホの着信履歴に見慣れない「97(+97)」から始まる番号が残っていて、驚いた経験はありませんか。
見覚えのない番号だと「大事な連絡かも」「どこからの電話だろう」と気になってしまいますよね。
先頭に「+」が付く「+97」からの着信は、海外からの国際電話を利用した詐欺の可能性が高いため、絶対に折り返してはいけません。
この記事では、番号の正しい見分け方から詐欺の手口、着信拒否設定まで分かりやすくお伝えします。
- 番号の正体:「+97(国際電話・詐欺)」と「097(大分県の市外局番)」の明確な違い
- 危険な手口:高額な通話料や個人情報を狙う国際電話詐欺の実態
- トラブル対応:うっかり応答・折り返しをしてしまった場合の正しい対処手順
- 拒否設定:iPhone・Android・固定電話で不審な着信をブロックする方法
知らない番号からの着信が頻繁にあるなら、怪しい電話を判定・警告してくれるアプリで対策する方法もあります。
>>詐欺バスターの機能をチェックする
97(+97)から始まる電話番号の正体は?「+97」と「097」の決定的な違い

着信履歴に「97」が見えたとき、真っ先に確認したいのが番号の先頭に「+」が付いているか、それとも「0」から始まっているかという点です。
この違いを把握するだけで、海外からの不審な電話なのか、日本国内からの一般的な連絡なのかを一瞬で判断できます。
先頭に「+」が付く「+97」は中東・南アジア方面の国際電話
スマホの画面に「+971…」や「+974…」のように表示されている場合、それは海外から発信された国際電話です。
国際電気通信連合(ITU)の取り決めにより、国番号の「97」番台は主に中東や南アジアなどの国や地域に割り当てられています。
| 国番号 | 主な国・地域 |
|---|---|
| +970 | パレスチナ |
| +971 | アラブ首長国連邦(UAE) |
| +972 | イスラエル |
| +973 | バーレーン |
| +974 | カタール |
| +975 | ブータン |
| +976 | モンゴル |
| +977 | ネパール |
これらの国に家族や知人が住んでいる、または現地の取引先とやり取りしているといった心当たりがない限り、日本の一般の人宛てにかかってくる用件はまずありません。
「097」から始まる番号は大分県の市外局番(固定電話)
一方で、「+」が付いておらず「097-XXX-XXXX」のように「0」から始まる10桁の番号であれば、大分県(大分市・別府市・由布市など)に割り当てられている日本の市外局番です。
大分県内の企業、病院、宿泊施設、自治体などからの正規の連絡である可能性が高いため、怖がる必要はありません。
大分県に心当たりがある場合は、番号をそのままWeb検索して発信元の施設や企業を調べてみると安心ですよ。
「+979」など実在しない国番号を使った番号偽装(スプーフィング)に注意
最近増えているのが、「+979」のように国際電話規格に実在しない国番号からの着信です。
これは特殊な発信システムやアプリを使い、相手の画面に表示させる電話番号を勝手に書き換える「番号偽装(スプーフィング)」という手口です。

実在しない番号からかかってくるなんて、完全に怪しいですね。
実在しない番号を表示させて発信元を突き止めにくくしている時点で、悪質な詐欺グループによる発信と判断して間違いありません。
なぜかかってくる?+97から始まる国際電話詐欺の代表的な手口

海外に知人がいないにもかかわらず+97から電話がかかってくる背景には、組織的な詐欺グループの存在があります。
相手がどのような目的で電話をかけてきているのか、代表的な3つの手口を知っておくことでトラブルを未然に防ぎましょう。
折り返しを誘う「国際ワン切り詐欺」と高額通話料の罠
着信音を1〜2回だけ鳴らしてすぐに切る「ワン切り」は、最も頻繁に見られる手口の一つです。
画面に残った不在着信を見た利用者が「誰だろう?」と気になって折り返してくるのを狙っています。
海外の電話番号へリダイヤルすると、通常の国内通話とは異なり数十秒で数百円から数千円の高額な国際通話料金が発生するんです。
さらに、詐欺グループが海外の通信事業者とつるんで「国際プレミアムレート(通話料の一部がキックバックされる仕組み)」を悪用しているケースもあり、通話時間が延びるほど被害が大きくなります。
自動音声ガイダンスによる個人情報詐取・架空請求
着信に出てしまうと、日本語の機械的な自動音声アナウンスが流れるパターンも多発しています。
「こちらは通信事業者です。未納料金があるため2時間後に電話が利用停止になります」といった不安を煽るメッセージが典型的。
音声に従って「1」などのダイヤルボタンを押すとオペレーターを名乗る人物につながり、氏名・生年月日・クレジットカード情報などを聞き出そうとしてきます。
実在する企業や公的機関をかたるなりすまし電話
大手通信キャリア、警察庁、総務省、宅配業者などの名前を勝手に名乗り、信頼させて騙す手口もあります。
公的機関や国内の大手企業が、一般の利用者に対して「+97」などの国際電話番号から連絡してくることは絶対にありません。
相手がどれほど著名な組織を名乗っていたとしても、番号が国際電話形式であれば即座に詐欺を疑ってくださいね。
+97からの着信に出てしまった・折り返してしまったときの対処手順

不審な電話だと気づかずに応答してしまったり、不在着信にかけ直してしまったりした方もいるかもしれません。
焦る必要はありませんので、状況に合わせて次のステップで落ち着いて対処を進めてください。
電話に出てしまっただけなら即座に通話を切断すればOK
かかってきた電話に出ただけであれば、日本国内で着信を受けた側に通話料金が請求されることはありません。
相手が怪しいと分かった時点で、何も話さずすぐに通話を切断してください。
ただし「この番号は通話に応答する人がいる」と相手の名簿に記録された可能性があるため、以降の着信に対しては徹底して無視しましょう。
個人情報やカード情報を伝えてしまった場合の相談窓口
万が一、相手にクレジットカード番号や銀行口座の暗証番号、個人情報を伝えてしまった場合は即座の対応が求められます。
まずはクレジットカード会社や金融機関へ至急連絡し、カードの利用停止や口座の凍結手続きを行ってください。
あわせて、警察相談専用電話(#9110)や消費者ホットライン(188)へ相談し、被害の拡大を防ぐためのアドバイスを受けましょう。
折り返して高額請求が不安な場合の確認ポイント
こちらから折り返し発信をしてしまった場合、通話時間に応じた国際通話料が発生している可能性があります。
利用している携帯電話会社のWeb会員ページへログインし、通話明細や利用料金の推移を確認してください。
数秒程度の通話であれば数百円程度で済むことが多いですが、身に覚えのない不自然な高額請求が発生していないかを必ずチェックしておきましょう。
97(+97)から始まる迷惑電話を着信拒否する具体的手順

国際電話詐欺のターゲットにされると、番号を変えて何度も着信が繰り返される傾向があります。
端末ごとのブロック機能やキャリアのサービスをフル活用して、不要な着信をシャットアウトしましょう。
iPhone(iOS)で着信拒否・不明な発信者を消音する方法
特定の番号を拒否したい場合は、電話アプリの「履歴」から該当番号の横にある「i」アイコンをタップし、「この発信者を着信拒否」を選択します。
見知らぬ番号からの電話をすべて防ぎたいときは、本体の「設定」>「電話」>「不明な発信者を消音」をオンにする設定が便利。
連絡先に登録されていない番号からの着信音やバイブレーションが自動でオフになり、履歴と留守番電話にのみ静かに記録されます。
Androidで着信拒否・不明な発信者を消音する方法
Android端末では、標準の電話アプリを開き、履歴画面で該当の番号を長押しして「ブロックして迷惑電話として報告」をタップします。
Google純正の「電話」アプリを利用している場合は、右上のメニュー>「設定」>「発信者番号と迷惑電話」から迷惑電話の自動ブロック機能をオンにすることも可能です。
迷惑電話ブロックアプリを活用する
次々と番号を変えてかかってくる電話には、迷惑電話対策アプリが効果的です。
大手キャリアが提供する、セキュリティサービスを利用するのも賢い方法ですね。
データベースと連携して、詐欺の疑いがある番号からの着信を自動で警告・ブロックしてくれます。
スマホの操作が得意でないご家族の端末にも入れておくと、大きな安心に繋がりますよ。
知らない電話番号からの着信が頻繁にあると、そのたびに電話番号を調べるのも大変です。「詐欺バスター」なら、トレンドマイクロが管理する電話番号リストと照合し、詐欺・迷惑電話の疑いがある場合に警告・ブロックしてくれます。電話だけでなくSMSや危険なWebサイトもまとめて対策したい方に向いています。
>>詐欺バスターの機能をチェックする
固定電話や通信キャリアの国際電話利用休止サービスを活用する方法
自宅の固定電話に海外からの迷惑着信が続く場合は、国際電話の着信自体をストップさせる対策が有効です。
NTT東日本・西日本の「国際電話不取扱受付センター」へ申し込むことで、海外からの発着信を無料で一括休止できます。
普段から海外と通話する用事がなければ、設定しておくだけで国際電話詐欺の不安を根本から解消できます。
固定電話の迷惑電話も気になる方へ
最近の固定電話には、着信前に相手へ警告したり、通話を自動録音したりする「迷惑電話対策機能」を搭載した機種もあります。
97(+97)から始まる電話番号に関するよくある質問
- 97から始まる電話に出てしまっただけでお金はかかりますか?
-
国内で着信を受けただけであれば通話料金は発生しません。ただし、こちらから折り返して発信してしまうと高額な国際通話料金が発生するため、絶対にリダイヤルしないよう注意してください。
- 「+97」と「097」は同じ番号ですか?
-
全く異なります。「+97」は中東方面からの国際電話または番号偽装詐欺ですが、「097」は大分県(大分市など)に割り当てられている日本国内の固定電話の市外局番です。先頭の「+」や「0」を必ず確認してください。
- なぜ一度も海外に行ったことがないのに国際電話がかかってくるのですか?
-
詐欺グループがコンピュータを使ってランダムに電話番号を生成し、手当たり次第に自動発信しているためです。あなたの個人情報が直接漏洩していなくても着信することがあります。
- +97からSMS(ショートメッセージ)が届いた場合はどうすればいいですか?
-
本文内に記載されているURLリンクは絶対にタップせず、そのままメッセージを削除してください。偽のログイン画面に誘導してパスワードやカード情報を盗み取るフィッシング詐欺の危険があります。
97(+97)から始まる不審な着信から身を守るためのポイント
見知らぬ番号からの着信があると不安になりますが、相手の手口と特徴さえ理解していれば恐れることはありません。
被害を完全に防ぎ、日常のストレスをなくすために次の3点を徹底してください。
- 折り返しは絶対にしない:「+97」は海外からの国際電話や詐欺の可能性が高いため履歴は無視する
- 097との違いを確認する:先頭が「0」の大分県市外局番と「+」の国際電話を冷静に見分ける
- 着信拒否を設定する:端末のブロック機能や国際電話休止サービスを活用して受信自体を防ぐ
不審な着信は放置せず、スマホのブロック設定やセキュリティ対策を今すぐ済ませておきましょう!
知らない番号からの電話が頻繁にかかってくるたびに、毎回ネットで調べるのは大変ですよね。
詐欺バスターなら、詐欺・迷惑電話をデータベースから判定して警告・ブロックしてくれます。
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