スマホの画面が光り、ふと見ると「+1」から始まる見慣れない番号。
「え、どこ?」「出ても大丈夫なの…?」と、一瞬で心拍数が上がった経験、ありませんか…?
こうした「謎の国際電話」に関する相談、本当に増えているんです!
今日は、そんな不気味な「+1」着信の正体から、二度かかってこない対策まで、
徹底的に、そして分かりやすく解説していきます。
+1(プラス1)の電話番号はどこ?(アメリカ・カナダが中心)

まず結論から。
「+1」は北米地域に割り当てられた国番号です!
「なんだ、アメリカか」と安心するのはまだ早いですよ…!
主にアメリカ合衆国とカナダが中心ですが、それ以外にも、カリブ海の島国などが含まれているんです。
【主な「+1」該当国エリア一覧】
| 国・地域名 | 詳細 |
|---|---|
| アメリカ合衆国 | ニューヨーク、ロサンゼルス、ハワイなど全土 |
| カナダ | トロント、バンクーバーなど全土 |
| カリブ海諸国 | バハマ、ジャマイカ、バルバドス、ドミニカ共和国など |
| 米国領土 | プエルトリコ、グアム、サイパン(北マリアナ諸島)など |
そもそも「+(プラス)」が付く理由(国際電話の表示)
スマホに表示されるこの「+」マーク。
これは、「これから国際電話をかけますよ(あるいは来ましたよ)」という万国共通のサインなんです。
専門的には「国際プレフィックス」なんて呼ばれますが、「国境を越えている合図」だと思ってください。
つまり、「+1」が表示された時点で、「北米エリアからの着信」として処理されているわけです。
+1でも番号偽装はあり得る
ここが現代の通信技術の恐ろしいところ…。
「+1と表示されているから、発信者は絶対にアメリカにいる」とは限らないんです!
今の時代、専用のアプリなどを使えば、発信元の番号を好きなように表示させることが可能です。
これを「Caller ID Spoofing(発信者番号偽装)」と呼びます。
- 実態: 犯行グループは東南アジアやアフリカ、あるいは日本のマンションの一室にいるかもしれない。
- 表示: あなたのスマホには「+1(アメリカ)」と表示される。
「アメリカからの電話だ!」と思わせて信用させる、あるいは「どこだろう?」と興味を引いて出させる。
それが狙いなのです。
+1(プラス1)から電話が来る主なケース

では、具体的にどんな用件でかかってくるのでしょうか?
「善意の連絡」と「悪意の罠」。この2つをしっかり見極める視点が必要です。
海外(北米)からの正規の連絡
まずは、怪しくないケースから。
「+1」だからといって、全てが詐欺師というわけではありません。
以下のような心当たり、ありませんか…?
- 現地のホテルや航空会社からの緊急連絡
- 直近で海外旅行を予約している場合、「予約の確認」や「トラブル発生」の連絡が来ることがあります。
- 海外通販サイトやWebサービスの認証
- Amazon(US)やeBay、あるいはGoogleやMicrosoftなどの巨大IT企業からのセキュリティ通知(SMS認証や自動音声電話)は、多くの場合「+1」で来ます。
- 「ログインしようとしてコード送信を押した瞬間」にかかってきたなら、それは正規の可能性が高いです!
- 海外在住の知人・友人・ビジネスパートナー
- これは説明不要ですね。登録していない番号だと最初は焦りますが、留守電やメッセージが残るはずです。
もし、これらの「直近のアクション」に全く覚えがないなら…?
はい、次の項目の可能性が「大」です!
国際ワン切り・架空請求など迷惑電話
ワン切り。懐かしい響きですが、手口は進化しています。
着信履歴に「+1 xxx…」を残し、あなたに「折り返し電話(コールバック)」をさせることが目的です。
- 狙い: あなたが折り返すと、高額な国際通話料金が発生します。その一部が、裏で通信業者と結託した詐欺グループに「キックバック」として入る仕組みがあるのです(国際レベニューシェア詐欺などと呼ばれます)。
- 特徴: 1回か2回鳴ってすぐ切れる。「誰だろう?」と思わせるのが本当に上手い…!
最近では、単なるワン切りではなく、出ると「中国語の自動音声」が流れるケースも急増中。
「中国大使館です」「荷物が届いています」といった内容で、個人情報を聞き出そうとします。
アメリカの番号なのに中国語? と思うでしょうが、ターゲットは無差別に選ばれているのです。
SMS(ショートメール)誘導型の詐欺
電話だけでなく、SMS(ショートメール)で「+1」が使われるケースも非常に多いです。
- 文面例: 「お客様の荷物は配送センターで保留されています。確認はこちら:http://…」
- 文面例: 「Amazon:アカウントの異常ログインを検知しました。」
これらはフィッシング詐欺への誘導です。
リンクを踏むと、本物そっくりの偽サイトに飛ばされ、
ID・パスワード・クレジットカード番号を抜かれてしまいます。
「+1」からのSMSで、URL付きのものは「120%詐欺」と思って間違いありません!
「出てしまった」直後にやること(最優先チェックリスト)

「あ! うっかり出ちゃった!」
反射的に緑のボタンをスライドさせてしまうこと、ありますよね。
でも、パニックにならないで!
出ただけで人生が終わるわけではありません。冷静に、以下の手順を踏んでください。
すぐ切る/折り返さない
もし通話がつながってしまったら。
相手が「Hello?」と言おうが、無言だろうが、謎の音声が流れようが、
【対処法】無言で即切り
これに尽きます。「Sorry」も「Who are you?」も不要です。
なぜなら、何かしら反応をすると、
「あ、この番号は生きてる」という「カモリスト」に登録されてしまうリスクがあるからです。
そして最も重要なのが、「絶対に折り返さないこと」。
着信履歴に残った番号をタップしてかけ直す行為こそが、相手の思う壺です。
個人情報を話した・ボタンを押した場合の対処
もし会話をしてしまい、さらに情報を渡してしまった場合。ここはスピード勝負です。
- 名前や住所を言った:
- 今のところ物理的な被害は出にくいですが、新たな詐欺電話が増える覚悟を。
- キーパッド(ダイヤル)を押した:
- 「オペレーターにつなぐ場合は9を」などで押してしまった場合、これも「反応した」リストに入ります。以降の着信拒否を徹底してください。
- クレジットカード番号・暗証番号を言った・入力した:
- 【緊急事態】です! 今すぐカード会社の紛失・盗難窓口(24時間対応)に電話して、「カードの停止」と「番号の変更」を依頼してください。
- 「少額だから大丈夫」なんて思わないで。限度額ギリギリまで使われますよ!
通話明細・請求の確認ポイント
「出ただけで高額請求が来るのでは…?」
この不安を持つ方が非常に多いのですが、基本的には「受信」でお金がかかることはないです。
ただし、念のため契約しているキャリア会員ページで、以下の項目を確認しましょう。
- 確認項目: 「通話料・通信料」の内訳
- 確認時期: 通話した翌日以降(反映に時間がかかる場合があります)
もし身に覚えのない請求があれば、すぐにキャリアのサポートセンターへ問い合わせを!
料金はかかる?(着信と発信の違い)

ここ、一番気になるところですよね。
「出ても無料、かけたら有料」基本はこれです!
出ただけで高額請求になりにくい理由
日本の携帯電話の仕組み上、国内にいる限り、電話を受ける側に通話料は発生しません。
相手がアメリカからだろうがイギリスだろうが、着信は無料です。
「出た瞬間に情報を抜き取られ、高額請求される」という都市伝説がありますが、
電話回線をつないだだけでスマホの中身をハッキングする技術は、
今のところSFの世界か国家スパイレベルの話。一般的な詐欺グループには不可能です。
【例外】海外旅行中(国際ローミング中)の場合
あなたが海外にいて、日本の携帯にかかってきた電話に出ると「着信料」がかかります。これは高いです(1分100円〜など)。日本にいるなら安心してください!
折り返し(発信)で料金が発生しやすいパターン
問題はこっちです。
着信履歴を見て「誰かな?」とかけ直した場合、これは「国際電話を発信した」扱いになります。
- アメリカへの通話料目安: 30秒で数十円〜(プランによる)。
- 衛星電話などの特殊番号だった場合: 数百円〜数千円になるケースも。
特に「かけ放題プラン」に入っているから大丈夫、と思っている方、要注意です!
国内通話のかけ放題は、国際電話には適用されません。
今後の対策:同じ番号・同種の電話を止める方法

一度かかってきたということは、あなたの番号がどこかリストに載っている可能性があります。
放っておくと、雨後の筍のように次々とかかってくることも…。
ここで、鉄壁の守りを築きましょう!
端末でのブロック(iPhone/Android)
まずは基本の「着信拒否」設定です。
【iPhoneの場合】
- 電話アプリの「履歴」を開く。
- 該当する「+1」番号の横にある「i」マークをタップ。
- 一番下の「この発信者を着信拒否」をタップ。
【Androidの場合】
- 電話アプリの「履歴」を開く。
- 該当する番号を長押し。
- 「ブロックしてスパムとして報告」をタップ。
これで、その「特定の番号」からは二度とかかりません。
しかし、敵は番号を変えてきます。そこで次のステップへ。
キャリア・端末の迷惑電話対策機能
各キャリアが提供している強力なオプションを使いましょう。
- docomo: 「番号通知お願いサービス」や「迷惑電話ストップサービス」
- SoftBank: 「ナンバーブロック」
- au: 「迷惑電話撃退サービス」
さらに、「Whoscall」のような迷惑電話識別アプリを導入するのも非常に効果的です。
全世界のデータベースと照合して、「あ、これ詐欺電話ですよ」と着信画面に警告を出してくれます。
これ、入れておくだけで精神衛生上めちゃくちゃ良いです!
国際電話の受信・発信を制限する考え方
もし、「私は絶対に海外と電話なんてしない!」と言い切れるなら。
いっそのこと、国際電話の機能自体をストップさせるという荒技もあります。
各キャリアの「Myページ」やサポート手続きで、「国際電話の発信・着信規制」を設定できる場合があります。
これを設定すれば、物理的に国際詐欺電話はシャットアウト。最強です。
よくある質問(FAQ)

ここで、みなさんがよく思う疑問にお答えします!
+1(200)や+1200みたいな番号は安全?
A. 危険信号です!
通常、アメリカの市外局番は3桁ですが、「200」などのキリの良い数字や、「800」「888」(トールフリー:フリーダイヤル)に見せかけた番号は要注意。特に「800」系は、アメリカ国内では無料でも、日本からかけると有料になるケースが大半です。また、見た目を綺麗に見せるための偽装番号である可能性が高いので、触らないのが吉です。
留守電に英語の自動音声が入っていたら?
A. 即削除でOKです。
よくあるのが「Social Security Administration(社会保障局)」や「DHL」「Amazon」を名乗る自動音声。「法的措置を取る」だの「アカウント停止」だの、不安を煽る単語を並べてきますが、100%無視してください。本物の公的機関や大企業が、自動音声だけで重要な通告を終わらせることは絶対にありません。
警察や消費生活センターに相談すべき目安
A. 「金銭被害」が出たら即相談!
- 電話に出ただけ/切っただけ: 相談不要です。(警察も「着信拒否してください」としか言えません)
- カード番号を教えた/送金した/電子マネーを買わされた:
- 警察: 警察相談専用電話「#9110」または最寄りの警察署へ。
- 消費生活センター: 局番なしの「188(いやや)」へ。
「お金」や「重要情報」が動いた時が、公的機関の出番です。
まとめ:+1(プラス1)は北米が中心。出てしまったら「切る・折り返さない・情報を渡さない」

今回の重要ポイントをおさらいしましょう!
- +1はアメリカ・カナダ方面。 でも番号偽装の可能性大!
- 基本は無視! 留守電がなければ用事はない。
- 出てしまっても焦らない! 通話料は(国内なら)かからない。
- 絶対に折り返さない! こちらからかけると高額請求の罠が待っている。
- 情報は漏らさない! クレカ番号や暗証番号は墓場まで持っていく覚悟で守る。
スマホは便利な道具ですが、世界中の悪意とも繋がっています。
でも、仕組みさえ知っていれば、恐れることは何もありません。
「あ、+1だ。北米からお疲れ様です(着信拒否ポチー)」
これくらいの余裕を持って、デジタルライフを楽しんでいきましょう!
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