この記事では、Canvaで作成したデザインの商用利用について解説しています。
Canvaで作成したデザインは商用利用は可能ですが、いくつかのルールを守る必要があります。
特に著作権を侵害しないように注意する必要があります。
商用利用の注意点について書いていますので、最後まで読みすすめてくださいね。
Canvaはすべてのプランで商用利用可能です!
Canvaはすべてのプランで商用利用が可能です。
- Canva
- Canva Pro
- Canva for Teams
具体的には以下のものが商用利用可能です。
- Canvaで作成したデザイン
- 写真・動画・音楽・テンプレートなどの素材
作成したデザインに対して、クレジット表記する必要はありません。
ただし、素材に著作者の表記が含まれている場合、勝手に削除してはいけません。
クレジット表記の例
「Copyright 2022 〇〇〇 All rights reserved.」
「© 2022 〇〇〇 All rights reserved.」
「© 2022 〇〇〇」
Canvaで作成したデザインを商用利用できるケース
Canvaで作成したデザインは、いろいろなシーンで商用利用できます。
具体的なケースは以下になります。
- SNSに投稿
- ブログ・サイトで利用
- YouTubeで利用
- 会社のロゴ(商標登録不可)
- 名刺、営業資料
- 広告、チラシ
- デザインを印刷した商品の販売
Canvaで作成したデザインを印刷した商品ですが、例えばこのようなものが販売できます。
- Tシャツ
- ポスター
- トートバッグ
- マグカップ
また、Canvaで作成したテンプレート・画像・動画などは、ココナラなどで販売することもできます。
Canvaを使えば、副業で稼ぐこともできますよ!
Canvaで作成したデザインを商用利用できないケース
Canvaで作成したデザインは商用利用可能ですが、以下のケースの場合は利用NGです。
それぞれの内容をきちんと理解したうえで、利用してください。
ケース①:Canvaの素材を無加工のまま使用するのはNG
Canvaの素材(写真・音楽・動画・テンプレートなど)を、無加工で商用利用するのはNGです。
素材の著作権は作成者にあります。そのまま使うのは著作権侵害になります。
- テンプレート上の文字を変更する
- 写真のサイズや色調を変更する
- 音楽・動画をカットする
- 素材を組み合わせる
このように、Canvaで必ず何かしらの加工をおこなってから利用してください。
ケース②:Canvaの音楽素材をメディア広告で使用するのはNG
Canvaで用意されている音楽素材ですが、ネット上での使用に限り商用利用OKです。
例えばYouTubeの動画に音楽素材を使うのはOKです。
テレビ、ラジオ、従来のメディア広告のCMには商用利用できませんのでご注意ください。
ケース③:Canvaの素材をトレースして利用するのは一部NG
Canvaの素材については、トレース(模写)は一部NGとなっています。
詳しくはこちらの「ごぶろぐ」さんの記事をご覧ください。
Canvaの写真やイラスト商用利用どこまでOK?問い合わせてみたらびっくりすることが判明した
ケース④:Canvaの写真モデルに悪い印象を与える使い方はNG
Canvaが提供している写真素材には、人物が写っているものがあります。
そのモデルの名誉を傷つけるような、悪意のある使い方はNGです。
またそのモデルが、特定の商品やサービスを推奨しているかのような表現もNGです。
ケース⑤:「Editorial Use Only」の表記がある素材の使用はNG
Canvaの素材で、タイトルや説明欄に「Editorial Use Only」と記載されたものがあります。
この素材はニュースや報道などで使用が認めれていている素材で、商用利用できません。
素材の右上の「…」を選択します。
赤枠の説明欄に「Editorial Use Only」の表記がなければ商用利用可能です。
Canvaで作成したロゴの商標登録はNGです
Canvaを使って作成したロゴは、商標登録ができませんのでご注意ください。
商標登録をするロゴは「固有のデザイン」でないといけません。
Canvaでロゴを作成すると、他の人と似たようなロゴを作成してしまう可能性があります。
なのでCanvaで作成したロゴは商標登録NGとなっています。
商標登録したいロゴを作成する場合は、プロのデザイナーに依頼しましょう!
Canva以外の素材サイトの利用規約も守りましょう
Canvaでは、他のサイトでダウンロードした写真・動画・音楽などを利用することができます。
他サイトの素材を利用する場合、利用規約を読んで以下の点について確認しておきましょう。
- 利用範囲はどこまでか?
- 商用利用が可能か?
- クレジット表記は必要か?
例えば、以下の代表的な画像ストックサイトは、すべて商用利用可能です。
サイト名 | 無料/有料 | 商用利用 |
---|---|---|
PIXTA | 有料 | 〇 |
Shutterstock | 有料 | 〇 |
iStock | 有料 | 〇 |
Adobe Stock | 有料 | 〇 |
写真AC | 無料 | 〇 |
Unsplash | 無料 | 〇 |
Pixabay | 無料 | 〇 |
いらすとや | 無料 | 〇 |
※それぞれのサイトの利用規約は必ず確認してくださいね。
商用利用の判断に困ったらCanvaに問い合わせましょう
商用利用が可能かどうか判断に困ったら、Canvaに問い合わせして確認しましょう!
まずはヘルプセンターを確認し、それでもわからない場合は問い合わせてみてください。
Canvaのヘルプセンターや問い合わせ方法は、こちらの記事をご覧ください。
Canvaの商用利用についてのまとめ
Canvaで作成したデザインを商用利用するのに大事なのはこの2点です。
- 素材を加工すること
- ロゴを商標登録しないこと
これらのルールを守り、常識の範囲内であれば、あらゆるシーンで商用利用可能です。
著作権を侵害しないように注意してくださいね。
なお有料版のCanva Proなら、Canvaの500倍以上の写真や素材を利用できます。
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